ぎっくり腰について
- gotomameda
- 5月12日
- 読了時間: 3分
更新日:5月16日

こんにちは!
名古屋市瑞穂区のごとう治療院です!
急性腰痛症(きゅうせいようつうしょう)は、突然に激しい腰の痛みが起こる状態を指します。一般的には「ぎっくり腰」という名称で広く知られています。欧米ではその激しい痛みを「魔女の一撃」と表現することもあります。
原因
急性腰痛症の主な原因は、腰の関節やその周囲の筋肉、靭帯などが、以下のような日常的な動作や状況によって急な負荷に耐えられず損傷することだと考えられています。しかし、はっきりとした原因が特定できないことも少なくありません。
* 重い物を持ち上げる
* 急に腰を捻る
* 不自然な姿勢での咳やくしゃみ
* ベッドや布団から起き上がる
* 顔を洗う
* 椅子に座って後ろや横の物を取ろうとする
* ゴルフや野球の素振り
特に、中腰での作業や、体を曲げたり捻ったりする動作の際に起こりやすいとされています。また、筋肉疲労の蓄積や不良姿勢も、急性腰痛症のリスクを高める要因となります。
まれに、腰椎椎間板ヘルニア、腰椎椎間関節症、腰椎圧迫骨折などの病気が原因で急性腰痛のような症状が出ることがあります。また、尿管結石などの内科疾患が原因となることもあるため、自己判断せずに専門医の診断を受けることが重要です。
主な症状は、突然の激しい腰の痛みです。
* 腰を曲げたり伸ばしたりすることが難しくなる
* 立ち上がることが困難になる
* 歩行が困難になることもある
痛みに加えて、臀部や下肢に放散するような痛みやしびれを伴うこともあります。
一般的に、安静にしていると痛みは和らぐこともありますが、動くと再び強くなることが多いです。多くの場合、数日から2週間程度で自然に痛みが軽減していきますが、軽い痛みや違和感が数ヶ月続くこともあります。
治療
急性腰痛症の治療の基本は安静です。痛みが強い時期は無理に動かさず、楽な姿勢で安静にすることが大切です。
その他の治療法としては、以下のようなものがあります。
* 薬物療法: 痛みを和らげるための非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)や、筋肉の緊張を和らげる筋弛緩薬などが用いられます。神経の痛みがある場合は、神経障害性疼痛薬が使用されることもあります。
* 湿布: 炎症を抑え、痛みを和らげるために使用されます。
* コルセット: 痛みが強い時期に腰を固定し、動きを制限することで痛みを軽減します。ただし、長期間の使用は筋力低下を招く可能性があるため、急性期のみの使用が推奨されます。
* 神経ブロック注射: 痛みの原因となっている神経の周辺に局所麻酔薬などを注射し、痛みを遮断します。
* 理学療法・リハビリテーション: 痛みが和らいできたら、腰に負担のかからない範囲でストレッチや筋力トレーニングを行い、機能回復や再発予防を目指します。
また、疲労した周囲の筋肉を緩める事で早期回復も見込めます。
通常ではない強い痛みや、足のしびれ、麻痺、排尿・排便障害などの症状がある場合は、速やかに医療機関を受診してください。また、安静にしても症状が改善しない場合や、痛みが悪化する場合も同様です。
安静にしていると多くは自然に改善しますが、適切な診断と治療を受けることで、より早期の回復と再発予防につながります。
皆様の健康を全力でサポートさせていただきます。
何かお困りでしたら、お気軽にご相談ください。



