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抽象的な背景

神経痛などの悩み

神経痛は、末梢神経が何らかの原因で刺激を受け、その経路に沿って生じる痛みの総称です。原因や症状、治療法は多岐にわたります。

神経痛の種類と原因

神経痛は、大きく分けて以下の2つの種類があります。

 一次性神経痛:

   原因となる病気が特定できないもの。

   代表的なものに三叉神経痛があります。

 二次性神経痛:

   原因となる病気が特定できるもの。

   代表的なものに坐骨神経痛、肋間神経痛、帯状疱疹後神経痛などがあります。

主な神経痛の症状

 三叉神経痛: 顔面の特定の部位に、電撃が走るような激しい痛みが短時間現れます。

 坐骨神経痛: 腰からお尻、太もも、ふくらはぎにかけて痛みやしびれが生じます。

 肋間神経痛: 背中から胸にかけて、肋骨に沿って痛みが生じます。

 帯状疱疹後神経痛: 帯状疱疹の後に、ピリピリとした痛みが残ります。

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神経痛などの悩み

坐骨神経痛とは?

 坐骨神経痛とは、腰から足にかけて伸びている「坐骨神経」がさまざまな原因によって圧迫・刺激されることで現れる、痛みやしびれなどの症状のことです。

 病名ではなく、症状の総称です。

症状

 お尻、太もも、ふくらはぎ、足にかけての痛みやしびれ

 電気が走るような痛み

  ふくらはぎの張り

 冷感や灼熱感

 締めつけ感

 症状は、脚の一部分だけに強く感じることもあれば、脚全体に強く感じることもあります。

原因

 腰椎椎間板ヘルニア

 腰部脊柱管狭窄症

 梨状筋症候群

 腰椎すべり症

 その他、腫瘍や感染症などが原因となることもあります。

治療法

 薬物療法(痛み止め、湿布、神経ブロックなど)

 理学療法(ストレッチ、マッサージ、運動療法など)

 神経ブロック注射

 手術(重症の場合)

予防法

 正しい姿勢を保つ

 適度な運動をする

 長時間同じ姿勢を続けない

 体重管理

 腰に負担のかからない動作を心がける

自分でできること

 安静:痛みが強い時は、無理せず安静にしましょう。

 温める:蒸しタオルや入浴で患部を温めると、血行が良くなり痛みが和らぐことがあります。

 ストレッチ:腰や股関節周りのストレッチは筋肉の緊張をほぐし痛みを軽減する効果が期待できます。

医療機関を受診する目安

 激しい痛みで日常生活に支障が出る場合

 痛みが長期間続く場合

 痛み以外に、しびれや麻痺などの症状がある場合

神経痛は、原因や症状が多岐にわたるため、自己判断せずに医療機関を受診し、適切な診断と治療を受けることが大切です。

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